行きすぎてしまう日本
日本というのは本当に変わった国です。何でも行きすぎてしまいます。盲目的にまじめな人種の特性が良く出ています。Blind faith here and thereです。
- 先ほどまでTVタックルをみていました。テーマの一つが日本の最近のリストラの傾向でした。私は正直、こんな事になっているのかと驚きました。そしてまたも今までの日本の歴史を思い起こさせる日本人の特性をかいま見た気がしたのです。何でもかんでも行きすぎてしまうのが日本です。
- 戦前から戦中にかけて日本は世界で屈指の絶対の愛国心を盾にアジア圏へ進出します。非常にClosedな環境でそうなっていきました。
- 戦後、日本は世界で類を見ないほど愛国心のない、そして不必要なほどの自責の念を抱いた時を過ごしていきます。
- 高度成長時代、日本は世界でもダントツの企業戦士を盾に経済成長を遂げてゆきます。そしてそれは公害・受験地獄などの様々な弊害を生み出してゆきました。
- そして方針は一変して「ゆとり教育」の名の下に、とんでもないほど自由を勘違いした若年層を形成してゆきます。これは現在の日本の犯罪率が雄弁に物語ります。犯罪検挙率の低さは2003年、アメリカを抜いて世界一にまさにならんとしているのです。
- そして今日のリストラの話題。組織が個人をいじめることによってリストラを推進?上司の権限を利用して部下にハラスメントをするというPower Harrassment、略してパワハラ?それを苦にした人格破壊・自殺?明らかに行きすぎの世界です。いじめと変わりません。
- この辺りに日本の島国根性がまたまた顔を出しています。海外での事をろくに知りもせず上辺だけの知識で事に望むからこんな事になるんだと思います。「うちも外国の企業のように」とでも思っているのでしょうか?
- 外資では確かにばさっと首を切られる場合があります。しかしながら殆どの場合、これはとてもきちんとした理由があるからです。もちろん、会社の状況によっては10%削減などという目標がある場合もあります。しかしそれがHarrassmentにつながると言うことはありません。あれば問題になります。訴訟が起きます。
- 確かに人間、いじめられやすいパターンの人は存在します。でもそれは社会において理由にはなりません。
- もしこんな事で苦しんでいる日本の会社の社員の人がいるならが、私は是非、外資にいらっしゃいといいたいです。実力さえあれば、そこには評価があります。いじめやすいのでいじめてやろうという卑屈な社会観はそこにはありません。